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羽毛布団リフォーム|画一的なリフォームは致しません

ようやく梅雨らしい天気になってきました。雨はあまり好きではないんですが、雨が降ってくれないとそれはそれで困りますものね。
雨といえば、昨年大ヒットした「君の名は。」を手がけた新海誠監督の「言の葉の庭」の雨の描写は秀逸です。作中で新宿御苑が度々登場し、ああ、雨の日の新宿御苑とはかくも美しいものなのかと思わせてくれるのですが、東京に5年住んでいて、しかも大学も結構近くだったのに、ついぞ訪れることなく終わってしまった新宿御苑。新宿中央公園には行ったことあるのにね。
そして今発覚したのですが、新宿御苑は西新宿にあるのだと思っていた僕。新宿中央公園と若干混同していた。恥ずかしい恥ずかしい。何が「言の葉の庭の新宿御苑は美しい」だよ。ああ、布団があったら入りたい(おい)
まあ東京は複雑な街だし、しょうがないよね、ウンウン。
話は脱線しますが、西新宿のあのビル街は、(上京したての当時の僕にとっては)結構なサイバーシティ感に溢れていて、田舎から出てきた純朴な青年が東京のすごさを知るには十分な街でした。あそこを歩いていると、自分の場違い感による不安を抱かされると同時に、俺は今東京にいるのだという一種の高揚感を得られる、そんな複雑な感情が入り混じる貴重な場所でした。きっと30歳を迎えた今でもそうなんでしょう。
あの長い長い地下通路。特に用はないけれど、なんだかもう一度歩いてみたい。そんな気になります。
 
おっと前置きが長くなってしまいました。
梅雨を迎えたからそれがどうなんだという話なんですが、毎年この時期になると羽毛布団のリフォームのご相談が増えます。
 
まずはこちらのお布団。

昨年はご主人の羽毛布団をリフォームさせて頂きました。今年は奥様の番ですね。
元の布団はロマンス小杉の二層式タイプ。二層式タイプのお布団はメーカーによってツインキルトだったり、デュアルキルトだったり、呼び名は様々ですが、基本的には同じようなものと思ってくだされば結構です。
二層式タイプの羽毛布団は、通常の立体キルトタイプに比べて保温力が高いという特徴があります。
しかし高い保温力が得られる反面、蒸れやすくなったり、暖かすぎて厳冬期しか使えないというデメリットもあります。
そこで今回は昨年のご主人の布団と同様、二層式キルトではなく、立体キルトで仕上げさせて頂きました。新築の家にお住まいで、家自体の断熱性と気密性が以前に比べて高くなっているというのも理由の一つです。ただし、ご主人の時は羽毛の充填量は1100gで仕上げましたが、奥様は1200gとご主人よりも100g多く羽毛を充填しました。これは体質の違いに対応するためです。
側生地はリフォームに最適な軽くて薄いバティスト生地です。
羽毛自体は10年経っていましたのである程度は傷みがありましたが、元々がかなり良い羽毛でしたので、プレミアムダウンウォッシュでかなり回復してくれました。良い仕上がりです。
 
さてお次はこちら。

元々はダブルサイズの羽毛布団でしたが、シングルサイズへのリフォームをご希望でした。
ダブルからシングルへ。セミダブルからシングルへ。というようにサイズダウンを希望されるお客様も沢山いらっしゃいます。使用年数が短く、羽毛の傷みがなければ、新サイズの側生地に詰め替えるだけで良いのですが、10年前後使用されている場合は羽毛を洗浄してから、新しい側生地に詰め替えましょう。羽毛を直接洗うことで、耐久年数や使い心地が大きく変わりますよ。
品質表示によると1800g入りとなっていましたが、実際に解体して計量すると1900g羽毛が入っていました。プレミアムダウンウォッシュ後に残った羽毛は約1490gでしたので、このうちの1400gを使ってシングルサイズの羽毛布団を作り、使わなかった羽毛はクッションにしてお返しさせて頂きました。
側生地はこれまたバティスト生地。軽くて薄いこの生地は、羽毛のパワー不足を補ってくれますので、リフォームのように新品時に比べ、羽毛のパワーが低下している場合はうってつけの生地です。
キルトは立体でオリジナルキルトⅡで仕上げました。マスの場所によって微妙に充填量を調整し、より長くお使いいただけるように工夫しております。
快眠屋のリフォームは、寝室環境や体質に合わせて最適な保温力になるように1枚1枚個別に仕上げます。
羽毛布団も人間と同じように1枚1枚状態が違いますから、その状態に合わせて最適なリフォームをご提案させて頂きます。
日本羽毛ふとん診断協会認定のダウンプロフェッサーがお待ちしております。