【納品事例】伊勢市 M様邸 木綿わたの敷き布団からベッドスタイルに
【納品事例】
伊勢市 M様邸
ありがたいことに、M様のご家族にはこれまでお嬢さん方の婚礼の寝具や、奥様の敷き布団などを当店でご用意させて頂いてきました。今回は『(主人が)腰が痛いって言っとるもんで〜』と奥様がM様ご本人をお連れになり、M様の寝床をご用意させて頂くことになりました。
これまでM様は畳のお部屋に木綿わたの敷き布団を敷いておやすみです。
敷き寝具には寝姿勢の保持と体圧分散性能、そして吸湿発散性と寝返りの打ちやすさといった要素が求められます。
これらの一部を満たせばいいだけならそんな敷き布団はこの世にゴマンとありますが、全てをバランスよく満たすものとなるとほんの一握りしかなく、しかもそれらの中からさらに体型に合うものを選んでこないといけないわけですから、敷き寝具選びとは本当に難しいのです。
木綿わたの布団は吸湿性こそ高いものの、3年も使用すれば中のわたが圧縮され、ペタンコになってしまいます。かといって新品の状態だとフワフワとしすぎてしまい、寝ていて落ち着かないということに。
木綿わたの根強いファンの方も沢山いらっしゃいますので個人の嗜好をどうこういうつもりは微塵もありませんし、文化の継承という意味でも好ましいことですから、それはそれで素晴らしいことだと思いますが、残念ながら快適な睡眠という意味においては第一にオススメするものではないというのもまた事実なのでございます。。。
さてM様はベッドはあまりお好きではない(高いところで寝るのは落ち着かない)と伺っておりましたので、ご来店頂いた当初は敷き布団タイプのマットレスの中からM様の身体に合うものをご提案させて頂く予定でした。
例えばFITLABOのキューブオーダー敷き布団や、ウェーブΣシリーズ。マニフレックスのウィングシリーズ。この辺りから体型に合う硬さをチョイスするのが良さそうです。
ですが実際に敷き寝具をフィッティングしていきますと、上述したような高反発ウレタンフォームの敷き布団よりも、ラテックスマットレスとウッドスプリングの組み合わせの方が身体が楽。しかも懸念されていたベッドの高さも、ロータイプのベッドフレームなら全く問題ないということで、最終的には敷き布団ではなくベッドスタイルでおやすみ頂くことになりました。
意外とこういうケースは多いのです。
土台のウッドスプリングはナチュールフレックス。
上に乗せるラテックスマットレスはミルフィH75タイプ。
ベッドパッドはビラベックのサローネ(片面麻生地リバーシブル)です。
通常はこのベッドパッドの上からBOXシーツをセットしその上にそのまま寝ていただきます。ですが今回はこのBOXシーツの上にさらにもう1枚本麻クールパッドをセット。このように夏は近江縮みやリネン麻のクールパッドと併用して頂くのがベストです。
また枕はワイドサイズのオーダーメイド枕です。
M様いつもありがとうございます( ´∀`)