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N様リフォーム後羽毛布団

岐阜市のお客様から羽毛布団リフォームのご依頼【ふとんのタナカ製】

当店のWebサイトをご覧になられた岐阜市のお客様(N様)から羽毛布団リフォームのご依頼を頂きました。ありがとうございます。

(遠方のお客様はこちらのページをご覧下さい)

遠方のお客様へ|羽毛布団リフォームの流れ

 

「お義母さんが用意してくれた大事な婚礼布団ですので、よく分からないところに任せて中身(羽毛)を全然違うものに入れ替えられてしまったら嫌だなと思いまして。」

N様はこのようにおっしゃられていました。

残念なことですが、リフォームをせずに新品の布団にすり替え、それをあたかもリフォームをした布団かのように見せかけている業者さんは確かに存在します…。

例えばお客様が持ち込まれた布団の傷みがかなり酷く、リフォームをしてもまともな仕上がりにならないだろうという場合。

そのことを正直にお客様にお伝えすると「あらそうなの?じゃあもう結構よ。持って帰るわ。」とお帰りになってしまうかもしれません。リフォームの代わりに新品の布団を買って下されば売り上げはできますが、みんながみんな新品の布団に買い替えられるわけではありません。そうなれば当然売り上げはゼロです。

そこで、「売り上げがゼロになるくらいなら、リフォームができると嘘をついて安物の新品を渡してしまおう。お客様はリフォームができたと思って喜んでくれるし、自分たちも売り上げができて嬉しい。ウィンウィンだ」というのが中身の入れ替えに至る動機ですね。

(中には羽毛の傷み具合など関係なく、全て安物の粗悪な羽毛に入れ替えてしまう業者さんもいらっしゃいます)

でもその事実を知った時に本当にお客様は喜んでくれるんでしょうか。自分が大事にしていた布団が無断ですり替えられていたと知った時に、本当に喜んでくれるんでしょうか。

これは決して越えてはいけない一線だと私たちは考えます。(快眠屋の場合はリフォームの価値がないと判断される羽毛は正直にお伝えします)

もちろんこのようなケースはごく一部だと思いますが(そう思いたい)、やはり羽毛ふとんのリフォームを信頼の置けるところにご相談されることをオススメいたします。

 

リフォーム前の羽毛布団

N様ふとんのタナカのリフォーム前 N様ふとんのタナカのリフォーム前 N様ふとんのタナカのリフォーム前 N様ふとんのタナカのリフォーム前

[スペック]

メーカー:ふとんのタナカ

使用年数:20年前後

サイズ:ダブルロング(190×210cm)

側生地:綿100% (ツイル)

羽毛:ハンガリー産ホワイトグース95% 1900g

キルト:5×5マス立体キルト

 

今は亡きお義母様がご結婚の際にふとんのタナカさんで購入して下さった思い出のお布団だということです。

「リフォームができるのであれば最低でも同クラスの生地と羽毛を使用したい。場合によっては生地と羽毛のグレードアップも検討している。」というのがN様のご希望です。お任せ下さい!

N様ふとんのタナカのリフォーム前

こちらのお布団に使用されている生地は綿100%のツイル(綾織り)です。恐らく50~60番手の糸でしょう。

年数が経って生地のダウンプルーフ加工が弱まっておりますので、わずかではありますがネックフェザーが飛び出てきている状態ですね。

 

N様ふとんのタナカのリフォーム前

そしてこちらはN様のお布団から抜き出した羽毛です。

劣化は進んでいますが、十分にリフォームは可能といった状態です。

ですがこれだけだとよく分からないと思いますので、新品と比較してみましょう。

N様ふとんのタナカのリフォーム前

上が新品の羽毛で、下が今回取り出した羽毛です。

パッと見で分かる違いは色。

上の新品と比べると、下は少し黄ばんだような色になっていますよね。

これは汗や皮脂が染み込んでいるからです。

羽毛の劣化には「汚れによる劣化」と「ファイバー化による劣化」がありますが、汗や皮脂を吸った羽毛はボリュームがなくなりますので、空気を含むことができなくなる=保温性が低下します。洗っていない髪の毛を想像してもらうとイメージが湧きやすいでしょう。

N様の羽毛程度の汚れでしたらお湯できちんと洗浄すれば綺麗に復元しますが、あまりにも汚れがキツイと洗ってもパワーが戻らないので要注意です。

この動画はN様の羽毛ではなく、他の方の布団から取り出した羽毛を撮影したものですが、色だけでなく、ケースの中で羽毛がどのような動きをするのかに着目すると、羽毛の状態がより正確に分かります。

リネン掛布団カバーaomimi

ところで皆さんはどのくらいの頻度で掛布団カバーを洗濯していらっしゃいますか?毎日?1ヶ月に1度?

布団を清潔に使うことが羽毛を守ることに繋がりますので、ぜひ掛布団カバーはこまめに洗いましょう。理想は週に1度の洗濯です(もちろん毎日でも構いません)。ファブリーズは汚れを落としているわけではありませんからオススメしません。きちんと洗濯することが大切です。

 

洗浄・除塵後

資料:羽毛布団リフォーム工程(写真はN様のものではありません)

[取り出し量]
約1860g

[洗浄・除塵後]
約1520g

洗浄・除塵によって約19%羽毛が減りました。(どの程度減るかは羽毛によって違います)

羽毛を布団に入ったまま洗ったり、袋に詰めて洗ってもそれほど羽毛の回復は期待できません。。。そのため快眠屋では羽毛を直接洗うことを推奨しています。(プレミアムダウンウォッシュ方式)

ただプレミアムダウンウォッシュなら何でも良いかというとそうではなく、効率を重視して洗浄時間を短縮すれば汚れは落ちにくくなりますし、乾燥時間を短縮すれば羽毛は膨らみにくくなります。結果を出すには過程が大切ということですね。

 

リフォーム後

N様リフォーム後羽毛布団 N様リフォーム後羽毛布団 N様リフォーム後羽毛布団

サイズ:シングルロング(150×210cm)

側生地:綿100% (スーパーソフトサテン)

補充羽毛量:1200g (ポーランド産ホワイトコウダマザーグース95%)

仕上げ量:1枚あたり1350g

キルト:変形5×6マス立体キルト

総額(2枚分):237,000円+税

当初のお話ではダブルからクイーンに変更したいということでしたが、やはりクイーンではなくシングル2枚にということで、最終的には冬用のシングルサイズ2枚にリフォームをさせて頂きました。(シングル2枚の方が羽毛の量が必要なので、補充羽毛の量も1200gとかなり多くなっております)

また「寝具には妥協をしたくない」「モンクレールのダウンジャケットを買ったつもりで(笑)」というN様のお言葉により、リフォームとしては側生地も補充羽毛も最高峰のものを使用させて頂くことに。(当初はご予算が10万円と伺っていたので、その範囲内でリフォームの内容をご提案させて頂いておりました)

モンクレールのダウンジャケットは、ポーランド産のホワイトグースダウン90%クラスの羽毛(今回の補充羽毛より質は劣ります)が使われていて20万円オーバーですからね…!

ちなみに僕が10年くらい前に買ったモンクレールがもう流石に生地が傷んで着れないので、今度解体してみたいと思います。その模様はまたブログにアップしますね。10年使用したモンクレールの中身、めっちゃ気になりますもん。

 

嬉しいお言葉を頂きました

N様リフォーム後羽毛布団 N様リフォーム後羽毛布団

絶対に間違いのない仕上がりだと自信を持ってN様にリフォーム後の布団をお送りさせて頂いたところ、後日メールで「軽さと風合いの良さに感動しています。」というお言葉を頂戴いたしました。

冬用のお布団ですので出番が来るのはまだまだ先ですが、きっと快適におやすみ頂けることでしょう。

N様、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました( ^∀^)

 

羽毛布団リフォーム

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