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仰向き寝不適格例

(一部の)整体やカイロプラクティックの先生方へ。どんな人にも硬めのマットレスを薦められるのはご勘弁願います。

オーダーメイド枕の寝心地が最近おかしいから高さを調整してくれないか?というお客様。

話を伺ってみると、最近整体の先生に薦められて硬いマットレスに買い替えられたそうです。枕の最適な高さは、マットレスの硬さ(沈み込み加減)で大きく変わってきます。硬めのマットレスに変えたことで胴体部分の沈み込みがこれまでよりも少なくなり、それで枕が低くなったのでしょう。

しかし、このお客様は背中からお尻にかけてのカーブがとても深い方です。このような体型の方に硬くて身体の沈み込みがないマットレスはご法度。

なぜでしょうか?

1.身体の凹凸が吸収されないので、反り腰になってしまう

弓なりのように身体が反った状態ではリラックスすることはできません。筋肉がいつまでも緊張し、副交感神経優位の状態に持っていくことが難しくなります。睡眠とは筋肉の疲労回復時間でもあります。

2.腰の裏にスキマができるので、背骨のサポートがなくなる

腰椎のS字カーブをサポートすることは人間工学上絶対に不可欠なことです。ところが硬いマットレスに寝ると腰の裏にスキマができるので、この肝心のサポートが受けられません。これでは腰周辺の筋肉の緊張が発生し、腰痛に発展する恐れがあります。

3.背中とお尻で体重を支えることになり、血流が悪くなる

深い睡眠には、血液と体液のスムーズな循環が欠かせません。しかし硬いマットレスは身体を圧迫するので、同時に血管もつぶし、血の循環を妨げます。これでは深く眠れるわけがありません。

理想はコレ


理想は身体の凸部分だけをうまく沈めること。マットレスがどれだけ柔らかかろうが、姿勢さえ保持できていれば何の問題もありません。こうすることで、先述した3つの問題は全て解決できます。

「背中〜お尻のカーブが浅く、身体に凹凸がそれほどない方が仰向きで寝る」という限定的な条件下でなら、硬いマットレスもそれほど問題はないかもしれません。(横向きになると背骨が曲がるから結局はダメなんですけどね)
とはいえ私たちの体型は一人ひとり違いますから、どんな体型の人にも『硬めのマットレスで寝なさい』と指導する勉強不足(ご無礼!)な整体やカイロの先生方には何卒ご勘弁願いたいものです。

横向き寝の不良姿勢

横向き寝の不良姿勢

しかもお話によると、その方は結局仰向きで眠ることができず横向きで寝ているということですので、事態はさらにマズイ状態です。

背面よりもさらに凸凹が激しい人が、硬めのマットレスに寝ると背骨が湾曲します。椎間板に大きな負荷がかかります。


「柔らかいマットレスに寝ると姿勢が悪くなるから硬めのマットレスが良いよ」という話は、体型と寝方によっては全くの大嘘になります。

枕はあくまでマットレスの補助寝具です。胴体部分の姿勢が崩れていたり、過度なプレッシャーで身体がつぶれてしまっている状態では、枕だけをどうこうしたところで大きな意味はありません。

しかし多くの方は「敷き寝具は硬い方が良い!」と強く思い込まれていますので、このことをご理解いただくのは非常に難しいというのが実際のところです。

こちらはきちんと説明しているつもりでも、お客様には全く伝わっていない、ご理解頂けていないということはよくあること。。。完全に私どもの力不足です。猛省。

空前の枕ブームは終焉を迎えつつありますが、それでも尚、枕を変えれば全てが良くなるという間違った「枕幻想」が世には残っています。

これからも快眠屋は、この幻想を地道にぶち壊していく所存です。