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本格的な寒さの前に羽毛布団支度

ここのところベッドの納品や出張、DM作りに追われ、ブログが随分とご無沙汰になってしまいました。書くネタはたーくさんあるんですが、後で書けばいいかとネタを熟成させているといつの間にか腐ってしまって、『もうこのネタはいいかな。。。』というループになってしまっています。
無い頭を振り絞ってなんとかブログは書いていますが、実は頭の中で考えていることを言語化する作業、そしてその言葉をさらに文章化する作業が非常に苦手です。内容のうすーい記事でさえ30分はかかってますからね。さあ、今日の記事は何分かかるでしょうか。最後に公開します。
 
さて、先月は羽毛布団のご注文やリフォームのご相談をいただくことが多く、30枚近いご依頼をいただきました。
新品の頃はたっぷり空気を含み、保温性に優れていた羽毛も、ある程度年数が経てば劣化は避けられません。とりわけ飼育期間が短い水鳥から採取される羽毛はダウンボール自体が非常に脆く、わずか数年でボロボロになってしまいます。このようなそもそもが低クオリティの羽毛に関しては、どれだけリフレッシュ加工(除塵・直接洗浄・乾燥)を施したところでそれほど効果がみられませんので、リフォームをする価値があるかどうかは難しいところです。

(写真左:正常なダウン / 写真右:汗や皮脂でかたまったピリングダウン)
 
しかしそのような未熟な羽毛がある一方で、ある程度の飼育期間を経て採取された羽毛(特にグースダウン)は少々年数が経過していてもリフレッシュ加工を施すことで、ある程度良好な状態に戻すことが可能です。こういった羽毛でしたら下手に新品を買うよりもリフォームをした方が良いでしょう。
また手前味噌を承知で申し上げれば、快眠屋のクラス1羽毛布団に使用しているような、良好な飼育環境で長期にわたって育てられた水鳥からは別次元と言っていいほどのビッグダウンが採取できます。こういったビッグダウンは同じ年数だけ使用したとしてもダウンボールの損傷が極めて少なく、非常に長期にわたって良好な状態をキープすることができます。定期的な丸洗いとリフォーム、日常のお手入れさえすれば30年は使用できるでしょう。
中国産ステッキーグースダウン羽毛
(写真1枚目:ビッグダウン、写真2枚目:未熟なスモールダウン)
 
とはいえ消費者の方が良い羽毛かどうかを見分けることはなかなか難しいでしょうから、ぜひ気軽に当店羽毛布団をお持ち込み下さい。今日もリフォームする価値があるかどうか見て欲しいというお客様がいらっしゃいました。 (その方の布団はフェザー100%の羽根布団でしたのでリフォームをせずに「勉強になりました。診てもらって良かったです。」とそのままお布団を持って帰られました。)
『布団は診てもらいたいけど、診てもらうだけだと気兼ねして行きにくい。』という方もいらっしゃるかもしれませんが、診るだけ、話を聞くだけ、大歓迎です。ご遠慮なさらずにお越しください。
(所要時間70分/休憩時間含む)
 
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