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T様スーパーソフトバティスト羽毛布団

納品事例|東京のお客様からゴアテックス羽毛布団(ロイヤルスター)が重くて蒸れるというご相談

ロイヤルスター(ゴアテックス)の羽毛布団が重くて蒸れる

T様には4年前に快眠屋オリジナルの羽毛布団(クイーンサイズ)を、そして10年前には西川リビングのロイヤルスターというシリーズの羽毛布団(シングルサイズ)をお買い上げ頂いております。

今回は「快眠屋オリジナルの羽毛布団に比べるとロイヤルスターが重くて蒸れるから、同じような布団をシングルでもう1枚作って欲しい。」というご相談でした。

ロイヤルスターはゴアテックス(Gore-Tex)の技術を利用した、西川リビングが力を入れている羽毛布団のブランド名です。個別の商品名ではなくシリーズの名称なので、ロイヤルスターの名を冠した商品が沢山あります。

 

ゴアテックスの羽毛布団とは

ゴアテックス羽毛布団の説明

一般的な羽毛布団の生地には羽毛の吹き出しを防ぐために、ダウンプルーフという加工がされています。これは高密度に織られた生地を、最終仕上げの段階で高温高圧のローラーに挟み込み、織り目をつぶすというものです。

この加工がなければ中から羽毛が沢山出てきてしまいますので布団として成り立ちません。

その一方でゴアテックスの羽毛布団には、ダウンプルーフ加工が施されていません。その代わりに、ゴアメンブレンという極薄のフィルムシートを生地に貼り付けることで羽毛の吹き出しを防いでいます。

 

ゴアメンブレン生地のメリット

ゴアメンブレンには超微細な穴が空いていて、ダニやホコリのようなサイズの大きなものは通過できず、水蒸気は通過するというフィルターとしての性質があります。ダウンプルーフを施さなくても羽毛が出てくることはなく、また蒸れにくいと言われているのはそういう理由からです。

ゴアテックス羽毛布団公式説明(ロイヤルスター公式サイトから引用)

ダウンプルーフの効果は経年変化で弱くなっていきますので、その点ではフィルムシートが剥がれない限りは効果が持続するゴアメンブレン生地に優位性があります。

(とはいえ、ゴミが多い羽毛が使われていたり、リフォームをせずに20〜30年同じ布団を使い続けるというならいざ知らず、ゴミの少ない上質な羽毛を使って10年前後で布団をリフォームしていくという真っ当な使い方をするのであれば、経験上ダウンプルーフでもなんら問題はないように思います)

またゴアメンブレン生地には「軽さ」というメリットもあります。

通常の生地は羽毛の吹き出しを防ぐために高密度に織る(=使う糸が多い)必要がありますが、ゴアメンブレンを貼り付ける場合は、そのフィルムシートが羽毛の吹き出しを防ぐわけですので生地自体が高密度である必要はありません。(=使う糸が少ない=軽量)

ロイヤルスターには80番手のサテン生地が使われています。普通ならこのクラスの生地だと114g/㎡ほどなのが、ロイヤルスターの場合は85g/㎡です。この軽さを実現するのは綿100%のサテン生地ではまず不可能ですから(バティスト生地なら別)、確かに非常に軽いです。

ここまで書くと一見非の打ち所がなさそうに思えます。当店もかつてはそう思ってロイヤルスターを販売していました。(沢山といっても小さな店なので数は知れてますが。。。)

ではなぜT様は重く、蒸れるように感じたのか。

メーカーの説明ではロイヤルスターは軽くて、蒸れない布団のはずですが。。。

 

ゴアメンブレンの羽毛布団だからと言って無条件に快適なわけではない

T様がお使いになっているロイヤルスターの羽毛布団は、グース90%のダウンが1200g入っているもの。スペック的にはごくごく一般的で、冬用のタイプです。

しかし一般的な冬用とはいえ、使う人の体質やお住まいの環境によっては、厚みがありすぎて過剰に暖かいという可能性も十分にあります。T様は都心のマンションにお住まいですから、この布団では保温性がありすぎて、その結果蒸れてしまったのでしょう。要は羽毛を詰め込みすぎているわけです。

ゴアメンブレンの生地といっても魔法の道具ではありません。使い方を誤ればその良さは活かせません。(当時はまだこの辺りのことがよく分かっておらず、いい素材さえ使っておけば快適だろうと思っておりました。お詫びします。)

 

ゴアメンブレンよりも軽くて蒸れにくい生地がある

羽毛布団用ソフトバティスト生地

ゴアメンブレン生地の最大のメリットはとにかく羽毛が吹き出しにくいということ、そこに尽きると快眠屋は考えています。蒸れる蒸れないといった部分や、軽さといった部分ではゴアテックスに勝るものは他にもあるからです。

例えば当店のソフトバティスト生地や、スーパーソフトバティスト生地がそれに当たります。

ロイヤルスターのゴアメンブレン生地の通気度は約2.0cc、ソフトバティストは約3.0cc、スーパーソフトバティストは約5.0cc。当然通気度が高い生地の方が蒸れにくく、快適に眠れます。

また重さに関しては、ソフトバティストは85g/㎡とロイヤルスターと同じ。スーパーソフトバティストは68g/㎡ですからロイヤルスターよりもはるかに軽量です。

ですので重度なハウスダストアレルギーがある場合はゴアテックスの羽毛布団、つまりロイヤルスターの出番となるわけですが、蒸れにくさや軽さといった快適面を追求するのであれば必ずしもゴアテックスにこだわる必要はないということです。

 

今回新たにお作りした羽毛布団

T様スーパーソフトバティスト羽毛布団

『SSクラス|中国』保温力●●○○○〜●●●○○
サイズ:シングル(150×210cm)
羽毛:中国産ステッキーマザーグース95%  600g

側生地:スーパーソフトバティスト
キルト:6×8マス完全立体

快眠屋おのオリジナル羽毛布団【SSクラス|中国】

T様スーパーソフトバティスト羽毛布団 T様スーパーソフトバティスト羽毛布団 T様スーパーソフトバティスト羽毛布団

こちらが新たにお仕立てさせて頂いた羽毛布団です。

ゴアテックスよりも軽くて蒸れないと仰って頂いた4年前の布団よりも、さらに軽さも蒸れにくさもバージョンアップしたもの。生地は綿100%では世界最軽量のスーパーソフトバティスト生地。通気度もロイヤルスターの2倍以上です。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、実物は本当にかわいいんですよ。私たちレベルになると、かわいいかかわいくないかで布団の良し悪しを判断できますから(真顔)。

店内でも「この布団ちょっとかわいすぎへん?」「どれどれ。。。ほんとやなぁ。これはかわいいわ。」という会話がよくあります。

ただ誤解しないで頂きたいのは、ここでいう「かわいい」とは色や柄がかわいいというのとは全く別の話だということ。だって布団は無地ですから。

T様スーパーソフトバティスト羽毛布団

いやもちろん、このキルトがかわいいとか、このグラム数でここまで膨らむなんてかわいすぎるなぁとかいう部分もあります。しかしそういったことよりも、理屈ではなく、その布団の佇まいや風合いから何かこうグッと来るものを感じるわけですよ(意味不明)。

きっとこれが五感で感じるということなのでしょうね。

半分冗談ですけれども、「かわいい羽毛布団」をお探しの方はどうぞ快眠屋にご相談を。

T様ありがとうございました(^ ^)

 

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こだわりの羽毛布団