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選別機で羽毛診断をしてみよう 

 
前回の記事で、訪販系や職域販売系の羽毛布団は品質に対して価格が高くなりがちということを書きました。たまたま本日診断させて頂いた羽毛布団の中にそういったケースのものが1枚混じっていましたので、その診断を解説していきます。
 
この写真は、某職域販売系のメーカーさんの布団から取り出した羽毛を選別機にかけた結果。
 

 
 
一番左が左ファイバーとネックフェザー、簡単に言うとゴミ・ホコリですね。この量が多ければ多いほど、生地からホコリが飛び出しやすくなります。反対に少なければ少ないほど上質な羽毛となります。ちなみに新品でも質の悪い羽毛はファイバーが多いです。
 
 

(拡大するとかなりの量のホコリが含まれていることが分かります)
 

(これはネックフェザーは多いものの、羽毛の質が良かったためホコリが少ない例。比べるとよく分かります。)
 
 
そして真ん中が玉ダウン・ピリングと呼ばれる羽毛で、羽毛同士が強固に絡み合って団子状態を指します。見た目は一粒の大きな羽毛ですが、解体していくと無数の羽毛やフェザーによって形成されているということが分かります。羽毛が団子状に絡み合うと、空気を含まなくなってしまうので、布団のボリュームが減ってしまいます。
 
 

(玉ダウンはフェザーを中心に形成されることが多いため、ダウン率が低い羽毛は玉ダウンができやすい傾向にあります。写真のクルンとしているのがフェザー。)
 

(玉ダウン。見た目はモサモサで可愛いが…)
 

(解体していくと、これだけの数の羽毛やフェザーに分けることができます。多分もっと解体できます。ピントが合っていないのはご愛嬌。)
 
ちなみに玉ダウンは、羽毛の最高級品であるアイダーダウンや下の写真のようなステッキーダウンと絡みがあるという点では同じですが、完全に似て非なるものです。ご注意をば。
 

 
 
最後に、一番右が正常なダウンです。ファイバーや玉ダウンを取り除いた状態の羽毛ですのでふんわりとはしています。ただし残念ながら長期間飼育された羽毛ではありませんので、ダウンボールが小さく、パワーもあまりないというのが実際のところです。
 
 

(羽毛の中心にあるはずの核が小さい)
 

(写真では分かりにくいですが、比較的良好な状態の羽毛)
 
 
お客様はこの結果をご覧になって案の定という様子でした。このレベルの傷み具合の場合、リフォームだけでなく布団の買い替えということもご検討して頂くのがよろしいかと思います。ですが今回のお客様は他にも布団を2枚持ち込んでくださっていて、それらは比較的状態が良いものでしたので、最終的にはダブルサイズ2枚とシングルサイズ1枚の合計3枚を、シングルサイズ3枚にリフォームさせて頂くことになりました。
 
具体的な価格についてはお聞きしませんでしたが、決して安くはなかったそうです。また購入される際も中の羽毛の説明は全くなかったとか。このメーカーさんの羽毛ふとんはしばしばリフォームに持ち込まれるのですが、うーん?と疑問符がつくことが多いですね…
 
それなりのものが入っている時は良いんですけど、そうじゃない場合はどのようにお伝えすれば良いのか悩ましいです。高い価格で買った=良いものを使っているはずだと思ってらっしゃるお客様に、「実は……」と伝えるわけですから難しいです…
 
 
羽毛布団の中身の状態が知りたい方は気軽にご相談ください。
 
 
 
 
 




 
 
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