【納品事例】伊勢市 M様邸 木綿わたの敷き布団から人間工学に基づいた敷き布団システムに
【納品事例】
伊勢市 M様邸
M様には約7年前にオーダーメイド枕をお買い上げ頂いております。先日そのオーダーメイド枕の高さ調整にいらっしゃったのですが、どうも近頃寝返りが多く、眠りが浅い気がするとのこと。聞けば7年前と同じ木綿わたの敷き布団と薄いマットレスでおやすみになっているということなので、おそらく通算の使用年数は10年を軽く越えているはずです。
一般的な敷き布団の耐久年数は3年前後。それは木綿わたの布団も例外ではありません。耐久年数を越えた敷き布団は中のわたが圧縮されカチカチになっているのでクッション性がありません。
クッション性に欠ける敷き布団はヒトの体重をふんわりと受け止めることができませんから、動脈と静脈の血液循環を阻害し、筋肉の過剰な緊張を引き起こします。
こうなると身体は防衛本能から寝返りを多く繰り返し、血行障害から逃れるようになるのですが、入眠後の最初の数時間は本来それほど寝返りを必要としない時間帯ですから、この時間帯にも寝返りを繰り返してしまうと深い眠りが妨げられる結果に。
そのためM様から敷き布団の見直しを検討したいというお申し出を頂きましたので、M様の体型に合わせて最適なものをご提案させて頂きました。
まずウッドスプリングはNaturflexナチュールフレックス。ナチュールフレックスは就寝中の背骨を守るための道具で、仰向きの時も横向きの時も正しい姿勢をキープしてくれます。専用のベッドで使用するのが本来の使い方ですが、今回のM様のようにフローリングや畳に直接敷いて使用することもできます。ナチュールフレックスと同様のタイプにボディドクターのナチュラルウッドスプリングもありますが、寝心地の調整機能と耐久性を考えるとナチュールフレックスがベストです。
ナチュールフレックスの上には今回はミルフィー7.5cm厚を組み合わせました。ミルフィーは天然ゴムの樹液を発砲させて作られたラテックスマットレスです。柔らかいのに反発が強く、体圧分散と寝返りのしやすさのバランスに非常に優れています。
昨今寝返りのしやすさを謳った敷き寝具が多く販売されていますが、その多くは単に硬いから寝返りがしやすいという程度のもので、体圧分散性には欠けるきらいがあります。体圧分散も寝返りもどちらも犠牲してはなりません。両立がベストです。高品質なラテックスマットレスならそれが可能です。
ラテックスマットレスの上にはビラベックのベッドパッド、それも片面がリネン麻の生地のリバーシブルタイプをお使いいただきます。夏はリネン麻面を、それ以外の季節はコットンニット面を表にして使うとさらに快適に眠ることができます。
BOXシーツの素材も今回はリネンをお選びいただきました。吸湿性と熱伝導性に優れたリネンの心地よさをシャツやブラウスで既にご存知の方も多いのではないでしょうか?快眠屋では細番手のリネン生地もご用意しております。リネンのカバーをお求めの方は是非お越しください。
K様ありがとうございました( ´∀`)