ドイツ出張紀行③2019ver.「ボンで休息」
②の続き。
ハイムテキスタイルは金曜日まで。そして次の目的のimm国際家具見本市は来週の月曜からなので、週末は特に予定はない。
そのままフランクフルトに滞在していても良いのだが、せっかくだからこの土日はボンの街で過ごすことにした。
中央駅からICEに乗り、ケルン中央駅に向かう。ボンに向かうにはケルンで乗り換える必要があるのだ。
電光掲示板を見ればどこのホームで待っていればいいのかは簡単に分かる。乗りたかったのは一番下の10:29発のICE16。19番ホーム発と右に出ている。(もちろん駅に向かう前にドイツ鉄道のアプリで事前に検索済み)
ただ電光掲示板を鵜呑みにしてはいけない。こっちの鉄道は遅れるのが普通だし、発着ホームもコロコロ変わる。当初の予定通り運行することももちろんあるが、本当にコロコロ変わるのだ。こまめにチェックするのが吉。実際この日も19番ホームから7番ホームに変更になったしね。
ケルンについたら、今度はREに乗りかえてボンに。一等席はガラガラ。一方で二等席はほぼ満員状態。電車移動が多い旅なら、一等のパスを買うのがオススメ。慣れない海外で重いスーツケースをガラガラ引き回しながら、空席を求めて車内を彷徨うのはなかなかキツイですよ。
ボンに到着。
実は6年前に初めてドイツで宿泊した街がボンだった。街を散策してみると、その時の記憶が蘇り懐かしい気持ちに。「あー!ここ、ここ!あの時僕が泊まったホテルはここだ!」と一人テンションが上がる。
今回のホテルは中央駅から徒歩10分程度の住宅街の中にある、ガルニハウスという小さなプライベートホテル。なぜこのホテルにしたのかというと、ブッキングドットコムの口コミで朝食がとても充実しているとあったからだ。
基本的にドイツのホテルの朝食は充実していない。基本はシリアル、チーズ、ハム、バゲット、黒パン。ここにスクランブルエッグやソーセージがあったらラッキーってなもんで、とにかく暖かいメニューがほとんどない。日本のビジホの朝食ってすごいんだ、と毎年再認識させられる。
二泊三日程度のことなら良いのだけど1週間以上これが続くと流石にね。。。
日曜はほとんどの店が休みになってしまうので、土曜のうちにボンの寝具店を回ろうと雨の中街をウロウロ。6年前に見つけて気になっていた店に突撃し、拙い英語で「これこれこういう者だから店を見学させて欲しい」とお願いすると快諾をもらう。多分快諾だったと思う。
突然ですが、僕の趣味はドイツ語圏のマットレスメーカーのウェブサイトを読み漁ること。ドイツ語なんてさっぱり分からないけどGoogle翻訳様がいるし、ある程度専門知識も持っているから変な訳でも意味は分かる。これがめちゃくちゃ楽しいんですよ。もしかしたら日本で一番ドイツ語圏のマットレスを知っているのは僕かもしれない 。
というわけでその店に置いてあるマットレスは全て事前に調査済み。
もう気分はアイドルの握手会のために上京するファンである。
今までは画面上でしか見ることができなかったあの憧れのアイドル (マットレス) たちに会いに行けるんだ!俺はこのために13時間かけて飛行機でやってきたんだ!うおおおおお!!!!!
とても勉強になりました。
ジャン!
これがガルニハウスの朝食。正直口コミはあまり信用していなかったのだけれど、これまで泊まったホテルの中でダントツで美味しいし充実している。
なにせあったかいメニューが豊富!スクランブルエッグだけじゃなくてソーセージもベーコンも肉団子的なものもある!パンケーキもワッフルもフルーツも沢山!
この朝食のためだけに来年もボンに泊まろうかと思うほどだ。
ちょっと駅から遠いのが難点だが、ホテルまでの道のりも旅の一環と思えば問題なし。
ホテル自体もリフォームされたばかりでキレイだしオススメです。
<続く>