マイ羽毛布団

一月の下旬からめちゃめちゃ寒い日が続いてますね。
日中も寒いし、夜も当然寒いです。
これまで僕は通常のシングルサイズ(150㎝×210cm)の羽毛布団を使っていたんですが、どうも最近足元が寒い気がすんですよ。
多分身長(178cm)に対して布団の丈が足りないんですわ。
快眠屋が快眠できないなんて笑えないのでこの際自分の羽毛布団を新しくオーダーメイドで作ってもらうことにしました。
普通のサイズより少し大きい150cm×230cmの羽毛布団です。
コンセプトはズバリ
普通のシングルサイズより大きいのに軽い羽毛布団！でもあったかくなきゃやーよ！
良い羽毛布団は30年使えるというし、もうすぐ実家を継いで１年が経つし、ちょっと良い羽毛布団にするか。
※30年というのは「10年使ってリフォーム→10年使ってリフォーム→10年使って買い替え」ということである。つまりリフォームを繰り返すことで55歳まで使える計算。
ということで出来上がったのがこいつです。



スペックは
羽毛の品種：ポーランド産マザーグース
羽毛のかさ高：18cm
羽毛の量：1.2キロ
全体に占める羽毛の割合：95％
生地の種類：80サテン超長綿
キルティング：羽毛の寄りを防ぎ、身体へのフィット感を増すために襟元と両サイドのキルトを細かくした
これだけだとチンプンカンプンだと思うので簡単に説明しますね。
①品種
羽毛に使う水鳥にはグース(ガチョウ)とダック(アヒル)に2種類があり、一般的にグースの方がダックより身体が大きいのでダウンボールが大きくなります。また当然寒い地方で育った鳥ほど羽毛は大きくなります。今回使用したポーランド産のマザーグースという水鳥は、お米で言うと魚沼産コシヒカリ的な存在だと思っていただければ大丈夫です。



②かさ高
かさ高とは羽毛の大きさです。
かさ高が大きいと小さいものに比べ、空気を含む量が多くなるのでより保温力が増します。
つまり「かさ高12cmだと羽毛を1.4キロくらい入れないとあんまり暖かくない」のに対し、「かさ高18cmなら1.2キロも入れれば十分暖かい」ということになります。
今回使用したかさ高18cmの羽毛は最高ランクの大きさです。
TOYOTAで言うとレクサス的な感じでしょうか。
よく通販などで「こんなに羽毛が入ってこのお値段！お買い得ですよ！」とか言われてますが、それはとどのつまり「羽毛の質が悪いのでたくさん入れないと暖かくないんです」と言っているのと同じことなんですよ( ´≖◞◟≖｀)
③生地
羽毛布団は基本的にムレやすいので生地は吸湿性の高いものがベター。
安物のポリエステルをふんだんに使うとめちゃくちゃムレます。しかもガサゴソ音がするので気になります。
今回使用した80サテン超長綿はムレにくくてめちゃめちゃ柔らかいっす。
例えるなら・・・うーん・・・なんだろう？(笑)
生地は柔らかすぎると傷むのが速かったり、逆に硬すぎるとゴワついたりするので評価が難しいんですよね。 
④キルト
はいきた！これ大事！キルティングが使用感を左右すると言っても過言ではない！
キルティングが施されていない羽毛布団を思い浮かべてください。
ただ単に袋状にした生地に羽毛を入れただけの状態です。 
これ、このままだとどんな良い羽毛を入れても絶対寒いです。
身体にフィットしないので布団との間に隙間が空きまくりです。
しかも中で羽毛が動きまくるのでどこか一部分は暖かくても他が寒い状態に。
なのでキルトは必須！
今回は襟元と両サイドを細かくキルティングすることで、羽毛の片寄りを防ぎ、より身体にフィットするように作りました。
 
下手な絵ですいませんが、ふちが細かくなっていて、中央部が大きくなっているのがわかると思います。
これで話は以上ですが簡単に説明するどころかかなり長くなってしまいました(~_~;)
でもこれでもまだ全然説明し足りないくらいなんですよ。 
さらに詳しい話はまた書きますね！
結論
身長の高い人(175cm以上)は普通サイズ(丈210cm)だと小さいかもしれません。
そんな人は自分用に羽毛布団をオーダーメイドで作ることをオススメします。
もちろん通常の規格ではないのでカバーも別注になってしまいますが、それを補って余りあるほどのメリットはあると思いますよ（●＾o＾●）

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