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吸湿発熱繊維とはなんぞや?

こんにちは
睡眠環境診断士の植村です!
11月に入り、今年も残すところ後二ヵ月となりましたね
この時期になると毎年のように「今年もあっという間だったなぁ」と言ってしまうのですが、それは今年も例外ではありません(笑)
まあぬくぬくとした大学生活を送っていた頃ですらそう思っていたのですから、いわんや今年をやですね。 
残り二ヵ月、気合を入れて快眠をお届けしたいと思います。ふんす!!
ところで最近ニトリさんが宣伝している吸湿発熱繊維を使用した掛けふとんのCMご存知ですか?
あれがすごく気になっているので今回のテーマは吸湿発熱繊維についてです(笑)
では植村、行きまーす!!
説明しよう!!
吸湿発熱繊維とは、湿気を吸収すると発熱する繊維のことである!!

そのまんまやないかい…
ただこれだけで終わってはなんのこっちゃ分からへんのでこれから詳しく説明していきます。
付け焼き場の知識だから間違ってても許してくれよな!
まず前提として繊維というものは、水分を吸着した時に熱を発します。
これを吸着熱現象と言います。
そしてどんな繊維であっても水1gあたりの吸着で発生する熱量は同じです。
あれれ~?おかしいな~?
じゃあ吸湿発熱素材だろうが普通の素材だろうが、水1gを吸収した時に発する熱量は同じ=感じる暖かさは同じってことなんじゃなイカ~?

と思ったそこのあなた!!僕もそう思いました(笑)
その点に関してですが、繊維1gあたりの表面積を大きくすることで水分の吸着量を増やすことは可能ということなので、吸湿発熱繊維というものは普通の繊維に比べて表面積が大きく作られているということのようです。
つまり吸湿発熱繊維が1gあたり水分を2g吸収できるのに対し、普通の繊維は1gあたり水分を1gしか吸収できないので、発熱量に差が出るってことですね。(数字は適当(笑))
なるほど!じゃあやっぱり吸湿発熱繊維はあったかいんやな!!ポッカポカや~!!
と思ったそこのあなた!!僕もそう思いました(笑)
しかしなかなかそう上手くはいかないようで…
繊維が水分を吸着した時に発熱すると言いましたが、じゃあ今度はその吸着した水分はどこにいくの?という問題が出てくるわけですよ(´・_・`)
ズバリ、吸着した水分は繊維から空気中へと放出されます。蒸発です。
そしてこの水分は気体に変化する時に、繊維の熱を奪います。気化熱という現象です。
人間が汗をかいて体温を下げる時もこの気化熱と言う現象が起きています。
結局この奪う熱量は発する熱量と等しいのでプラスマイナスゼロで全く暖かくないということになってしまいます。(繊維自体が持つ保温力は勿論ありますが)
従って結局のところ水分の蒸発が起こるまでは暖かさを感じますが、いったん繊維が飽和し蒸発が始まってしまいますと、吸着熱量=気化熱量なので暖かさを感じなくなってしまうということです。
Oh・・・なんてこったい・・・
結局かの有名なユニクロのヒート○ックも暖かいのは、着衣してから繊維が飽和するまでのわずかな時間に過ぎず、その後は普通の服となんら変わらないということだったんですね(´・_・`)
にも関わらずあのバカ売れっぷり…!!
イメージブランディングは大切すなぁ(T_T)
あ、ちなみに僕ヒートテック何枚も持ってます^^(笑)
それではまたの機会に!!
この分野に詳しい人がいらっしゃったら間違い等ご指摘よろしくお願いします。