疲れの取れやすい寝方とは
昨日の夜テレビを見ていたら、この差ってなんですか?という番組で、疲労医学の権威である梶本修身先生が疲れの取れやすい寝方について話していました。
仰向き寝、横向き寝、うつ伏せ寝の中でどれが一番疲れが取れやすいのか?というテーマで、梶本先生曰く「横向き寝がもっとも疲れが取れやすい寝方であり、仰向き寝はもっとも疲れが取れにくい寝方」だそうな。
その根拠は何か。
答えはイビキでございました。
要は仰向き寝はイビキをかきやすく、就寝中に十分な呼吸をすることができないから、深い眠りを得ることができない=疲れが取れにくい。
その一方で、横向き寝はイビキをかきにくく、スムーズな呼吸が得られるので深い眠りが得られる=疲れが取れやすい。
生憎途中までしか見れなかったのですが、僕が視聴した限りではこんな感じ。
そしてこの主張を裏付けるために、普段からイビキが酷い男性5人を対象に、仰向きで寝た場合と横向きで寝た場合の疲労度を測るという実験をされていて、見事横向き寝の方が疲労度が低い!という結果が出た模様です。(実験の途中で視聴終了したのであくまで推定)
ほーん。じゃあ仰向きでもイビキをかかない人で実験をしたらどうなるの?
やっぱりイビキをかかなくて呼吸に問題がない人でも、横向き寝の方が疲れが取れるんでしょうか。その辺り番組では触れてたのかな。
というのも当店にいらっしゃるお客様方から話を伺っていると、横向き寝が多い人の方が慢性的な肩コリや首コリに悩んでいて、睡眠に不満を持っているケースが多いんですよね。
これは横向き寝の方が敷き寝具との接触面積が減るため、身体にかかる圧力が高く、物理的な意味での身体への負担が大きいからなんですが、梶本先生の話が正しいのなら肩コリの有無と疲労度には相関性がないということなんでしょうか。
睡眠の質を測る指標としては、PSQIのように主観評価に基づくものと、睡眠ポリグラフ検査のように客観評価に基づくものがありますが、客観評価としては問題なくても主観評価では満足がいっていないというケースがしばしばあります。
データと感覚は一致しないことがあるということです。
思うに、仮に横向き寝の方が疲労が取れるとしても、そこに主観評価の満足性が得られていないのであれば(少なくとも店頭の接客レベルではそう感じる)、単に横向き寝を推奨するだけでなく、主観評価も同時に向上できるような方策も考えた方がいいのではないか。
梶本先生にお会いする機会をもう一度頂けたならば、是非このあたりの疑問を投げかけさせて頂きたいものです。
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