睡眠環境診断士
こんにちは
もう7月も終わり8月ですね。あっという間の4ヶ月でした
家業を継いでから初めて経験する夏
しっかりとこの身に刻みつけたいと思います
今回は以前に父のブログでも書いたことがある寝具の不透明さについて書きたいと思います
寝具って本当に分かりづらいですよね
PCなどの家電製品がその性能を数値化し容易に他製品と比較出来るのに対し、寝具の性能は他製品との比較が出来ませんから
またメーカーも自社製品との比較はしても他社製品と比べてどうか?という話はしてくれません
販売側(量販店や寝具専門店)もメーカーの説明をそのままユーザーに伝えることだけに終始しがちというのが現状では無いでしょうか
ですので一般の方が寝具を選ぶ際、明確な基準が無く
必然と寝心地という曖昧な主観的基準で選ぶことになるわけです
確かに寝心地という要素は寝具を語る上では絶対に切り離せない要素です
寝心地が悪ければいくら他の点が優れていても台無しになってしまいますからね
また売り手側にとっても寝心地という言葉はとっても便利なんです
この布団とあの布団じゃどこがどう違うの?と聞かれたときに
曖昧なところは全て寝心地という言葉で片付けることが出来ますから
お客様もそれで『やっぱり寝心地が全然違うんだ~』と納得されます
でも眠りのプロであるべき寝具専門店が、ただメーカーの言いなりに商品説明をするだけでいいんでしょうか
寝心地という言葉に甘え、ただそこにある商品を売るだけでいいんでしょうか
私は違うと思います
寝心地というデータ化できない要素を重視しつつも、その他の要素を客観的に考察し、寝具の善し悪しを判断する
これが寝具専門店の在るべき姿ではないでしょうか
当店ではフルボディトレーサーという全身を計測することで最適な寝具が分かる快眠ひろばシステムを導入していますが、いくらシステムが優れていてもそれを扱う人間のレベルが伴っていなければ十分とは言えません
そこでこの最先端機器をフルに使いこなし、在るべき寝具専門店の姿に近づくため、タイトルにある睡眠環境診断士の資格を9月に取得します
(※取得しますと断言したのは試験に絶対に受からねばならないと自分にプレッシャーをかけるため)
この資格は睡眠生理学・寝具性能・寝室環境の3分野についての正しい知識を持ち睡眠環境を人体-寝具-寝室のシステムとして総合的に把握して診断・評価するというものです。
寝心地という便利な言葉に逃げずに、客観的要素も考察し寝具を提案する眠り屋への第一歩。
基礎となる土台を着実に積み上げていきたいと思います。