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羽毛布団リフォーム

羽毛布団リフォーム|ダブルサイズからキングロングサイズに

ダブルサイズ(190cm幅)の羽毛布団をキングサイズ(230cm幅)にリフォームしたいというご依頼です。
【お預かりした羽毛布団】
側生地:ポリエステル80% 綿20%
羽毛:ホワイトグース90% 1900g入り
キルト:6×6マス立体
まだ使用年数もそれほど経っていない(10年未満)ということあり、羽毛の傷みやファイバーを考慮しても十分にリフォームに耐えうる状態でした。
 
丈を長く
お客様はキングサイズ(230×210cm)をご希望でしたが、ご主人は背が高く、通常の210cm丈ですと足が飛び出てしまう可能性があるため、今回は10cm丈を長くして、230×220cmの特殊キングサイズでお仕立てすることになりました。
一般的に身長が高いという場合は230cm丈のロングサイズが推奨されます。しかし身長が190cm前後の方ならいざ知らず、180cm前後の方には230cmはいささか大きすぎるのではないでしょうか。
私(178cm)もかつては230cm丈の羽毛布団を使用していましたが、必要以上に長く感じられたので今はその布団を220cm丈にリフォームして使用しています。220cmだとまさにちょうどいい塩梅で、長くもなく、短くもなくストレスフリーな寝心地が手に入ります。
快眠屋の羽毛布団はキングサイズもワイドキングサイズも、どんな特殊サイズもお仕立て可能ですので、例えば海外サイズの掛け布団カバーに合った布団が欲しいというご要望もお任せください。
 
少しでも軽量にリフォーム
取り出し羽毛は1820gで、プレミアムダウンウォッシュ後に残った量は約1500gでした。
新しい側生地は軽量の80番手平織りバティストを使いました。キングサイズともなると生地の重量がバカにならないからです。軽量の側生地を使うことでそもそも総重量を減らすこともできますし、軽量の生地だと羽毛の充填量を減らしてもボリュームを出すことができますから、ダブルで軽量化を図ることができます。
※60番手のサテン生地だと側生地だけで1500g弱。バティストなら1000g弱。約500gの軽量化が図れる。
そのため、元々のダブルが1900gということを考えるとキングサイズの場合は2400g強の羽毛が必要な計算になりますが、ホワイトグースダウンDP390を700g補充し、2200gで仕上げさせて頂きました。
羽毛布団リフォーム 羽毛布団リフォーム
分厚すぎず、薄すぎずいい仕上がりです。
リフォームにかかった総額は85,000円(税抜)でした。
 
快適な羽毛布団とは単にボリュームがあればいいというものではありません。ボリュームを出すだけならDP350クラスの羽毛でもたっぷり詰め込んで、デュアルキルト(ツインキルト)で仕立てればボリュームは出ます。
しかしそれでは空気の循環が妨げられる上に蒸れやすくなるので、快適に使用できる期間は1年のうちごくわずかな時期のみ。。。耐久性も悪いですしね。
何事も適量が大事だということでしょうね。
N様ありがとうございました!