【前編】羽毛布団リフォーム|先日の福井県のお客様からさらに追加のご相談
先日大阪西川の羽毛布団をリフォームさせて頂いた福井県のお客様(Y様)から、今度はご家族分の布団のリフォームと、妹さんの布団のリフォームのご相談を頂きました。なんでもY様が「そろそろリフォームの時期じゃない?」と妹さんに当店の宣伝をして下さったそうです。本当に有り難い話です。
実はこちらのY様はリフォームだけでなく、ご主人用と息子さん用に新たに羽毛布団をお仕立てさせて頂いたり、お母様用にビラベックのベッドパッドをご購入くださったり(他にも書ききれないくらい沢山)、この2ヶ月で沢山のご注文を頂いております。
福井県から遠く離れた当店にここまでの信頼をお寄せ頂けることに、本当に光栄に思います。
ちなみにこちらはご主人用に新調させて頂いた羽毛布団です。
汗っかきの方でも快適に使えるように通気度の高いソフトバティスト生地を提案させて頂き、背が高いご主人用に220cm丈でお仕立ていたしました。分厚すぎず、薄すぎず、年間を通じて使い勝手の良い厚みです。
さてお預かりさせて頂いた羽毛布団は以下のようなものでした。
Y様は肌掛け布団と冬掛け布団を1枚ずつ。妹様は冬掛け布団1枚です。どちらも大阪西川(現:西川リビング)のものでした。
まずはY様の布団のご紹介をば。
【Y様の冬掛け羽毛布団】
メーカー:大阪西川
使用年数:20年以上
サイズ:シングルサイズ
側生地:綿100%
キルト:3×5マス立体
冬用:ホワイトグース95% 1400g
【Y様の肌掛け羽毛布団】
メーカー:大阪西川
使用年数:20年以上
サイズ:シングルサイズ
側生地:綿100%
キルト:5×6マス
冬用:ホワイトグース95% 400g
Y様のご希望としてはこれら2枚の布団から、春秋用と夏用の布団にリフォームをしたいということでした。
20年ほど昔のお布団ですので、今の私達からすると生地やキルティングに関してはもっと良いやり方があったのではないかと思いますが、中の羽毛に関しては他メーカーではあまり見かけることがない上質なものが入っていました。
肝心の羽毛の傷み具合はというと、冬用の方はやや傷みあり。夏用の方はリフォームできないわけではないものの、冬用と比べるとそれなりに劣化が進んでいる状態。夏用の薄い布団は羽毛へのダメージが大きいんですよね。
こういった場合は無理に2枚の布団をリフォームするのではなく、1枚の布団から2枚の布団にリフォームすることもあります。
流石に冬用1枚から冬用2枚にというのは羽毛の量が足りませんが、今回のように春秋用と夏用にというのであれば話は別。傷んだ羽毛を洗浄して再利用するより、新たに元気な新羽毛を少しだけ補充してリフォームをした方が、仕上がりが良いのはもちろん、金額的にもさほど変わらないケースも多いのです。
(※羽毛の損傷が少ない場合はもちろん2枚ともリフォームすることをオススメします)
リフォーム後
●取り出し羽毛:1,340g
●プレミアムダウンウォッシュ後:約1130g(1150gとして計算)
●補充羽毛:DP420 ホワイトグース93% 300g
【春秋用】
●使用した側生地:スーパーソフトサテン(99g/㎡)
●キルト:5×6変形立体
●羽毛量:1000g
【夏用】
●使用した側生地:ソフトサテン(114g/㎡)
●キルト:6×7
●羽毛量:450g
リフォーム総額:89,500円+税
春秋用の布団はY様ご本人がご使用になり、夏用の布団はお嬢さんがご使用になります。なんとお嬢さんは24+のリヨセルサテンの掛け布団カバーと、ドイツ製のエレガンテの掛け布団カバーもお使い頂いていますので、これらのカバーと組み合わせて頂いたら、たまらんでしょう。
Y様いつもいつも本当にありがとうございます。
※長くなりすぎてしまうので、妹様のリフォームは次の記事にてご紹介させて頂きます。
後編はこちら↓↓↓