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愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団

羽毛布団事例[愛知県 Y様]初めての羽毛布団。せっかくなら質の良いものをということで王道のポーランド産マザーグースとプレミアムバティストに。

みなさん、こんばんわ。快眠屋おのの植村浩太朗です。

羽毛布団は陰干しと思われている方が多いのですが、シルクの生地でも無い限り基本的には天日干しを推奨します。陰干しよりも天日干しの方が5年後、10年後、20年後の羽毛の状態がいいからです。これは羽毛布団のリフォームをしている人なら分かっていただけるはず。

ぜひ2週間に1回を目安に天日干しをして下さい。生地の日焼けは起こりますが、羽毛は長持ちしますよ。(布団乾燥機をお持ちの方は天日干しの必要はありません)

オーダーメイド枕から掛布団のご相談に

オーダーメイド枕

元々はオーダーメイド枕を作りに来て下さったY様(30代男性)ですが、帰りがけに「そういえば掛布団ってどんな感じですか?」と掛布団に関するご質問を頂きまして、そこからさらに沢山ご説明をさせて頂いた結果、最終的に羽毛布団を当店で仕立てさせて頂く事になりました。ありがとうございます。

木綿布団か羽毛布団か

愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団

Y様はこれまで木綿わたの掛布団を使っておられたようで、羽毛布団は未体験とのこと。

羽毛布団と一口に言ってもそのクオリティ、コンセプトは様々で、モノによって使用感は大きく異なりますので、「そんな羽毛布団を使うくらいなら木綿布団の方がいいですよ」ということもあるのですが、基本的には羽毛布団の方が優れている部分が多くなります。

木綿布団の方が絶対的に優れているのは吸湿性くらいでしょうか。

ただ木綿布団は吸湿性が高い一方で、羽毛や羊毛(ウール)と比べると発散性が低いので、2〜3日に1回以上のペースで天日干し(あるいは布団乾燥機)をする必要があり、他の素材より重いことも相まってメンテナンス性で劣ります。

掛け心地の好き嫌いは個人の主観ですから好みを傍に置いておくと、やはり総合的には羽毛布団がオススメです。

羽毛布団の厚みをどうするか

羽毛布団の厚み・保温力

当店の羽毛布団はドイツの寝具店に倣って、保温力1〜6の6段階の厚みをご用意しています。より上質な寝心地を求めるには厚みを検討することが重要だからです。(ご希望があればより細かく厚みを調整することも可能です)

羽毛布団の暖かさは主に布団本体の厚みで決まりますので、暖かい時期に使うなら薄め、寒い時期に使うなら厚めが基本です。

具体的には冬なら保温力⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎or⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎、春秋なら保温力⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎、夏なら保温力⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎or⚫︎⚫⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎が順当な厚みとなります。

一般的な戸建て住宅にお住まいの方や、よほど暑がりの方以外はこの通りにお選び頂ければ問題ありません。

ご注意頂きたいのはマンションの中層階中住戸や、超高性能な戸建て住宅にお住まいの場合です。春・秋のいわゆる中間期は一般的な住まいもこうした住まいも大した違いはありませんが、真夏や真冬のように外気温が35℃を越えたり、0℃以下になる時期は住まいによって寝室の温度に大きな違いが生まれます。

例えば外気温が0℃前後の場合、一般的な住まいが寝室が5〜10℃であるのに対して、こうした住まいは15〜20℃と10℃以上暖かいことも珍しくありません。(20℃を越える住まいもあるでしょう)

となればちょうど良いと感じる羽毛布団の厚みが違うのは当たり前のこと。室温が5℃前後なら保温力⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎が必要になってまいりますし、20℃前後なら保温力⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎がベターです。

さらに言えば、個人の体質差もあります。同じ室温20℃の部屋で寝ていても寒く感じる方もいれば、ちょうど良いと感じる人もいるでしょう。ご夫婦で体感温度の違いに悩んでいる人もいらっしゃるはずです。

こういった住まいの違いと体質の違いを考えはじめると、結局のところ個別検討が必須になり、厚みのバリエーションが必要になってくるというわけです。

今回は保温力3をチョイス

愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団
愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団
愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団

[サイズ]セミダブルロングロング175×220cm
[生地]ドイツ製プレミアムバティスト
[キルト]6×7マス立体キルト
[羽毛]ポーランド・プレミアムマザーグース95%
[充填量]650g


厚みの違いを説明させて頂いた結果、保温力3と4まで絞り込まれ、最終的には保温力3の厚みをご購入頂きました。決定打となったのは、将来冬用の厚み(保温力5や6)を購入する場合、保温力4だと暖かさの差別化が難しいからという理由です。

体質にもよるものの、保温力3は概ね20℃前後での使用を想定しています。ホテルの掛布団よりも少し厚みがあるイメージですね。敷寝具側の保温性がきっちり確保できていれば15℃前後でも対応できる人もいらっしゃいます。

愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団

サイズは一般的なセミダブルよりもやや大きめの175×220cmで仕立てています。

一般規格の場合、羽毛布団の長さは210cmですが、身長が170cm後半になってくると220cmが必要です。僕(177cm)も210cm、220cm、230cm全て試しましたが、210cmだと足元から隙間風が入ってくるので寒く感じ、230cmだと長すぎて足元が重い。結局220cmがベストでした。

Y様の身長も僕とほぼ同じでしたので220cmをオススメさせて頂いた次第です。(180cmを超えてくると230cmや240cmが必要です))

ただし長さを変えることで掛布団カバーが見つからないというデメリットも生まれます。我々の場合は220cmだろうが225cmだろうが問題なく対応できますが、普通のお店にフラッとカバーを買いに行って220cmの商品が売っていることはまずありません。こうした問題も踏まえた上でサイズは検討しましょう。

ポーランドプレミアムマザーグース95%

羽毛はポーランド・レギュラーグース93%をご検討されていましたが、Y様曰く「グレードを下げて買い物をすると、後からあっち(上位グレード)にしておけば良かったと悔やんでしまう性格なんです」とのことで、ポーランドのプレミアムマザーグース95%をお選び頂きました。

この子はダウンパワーこそ440ですが、ファイバーが少なく、ダウンボールの密度が濃い良質な羽毛です。ダウンパワーが高いだけで実態の伴わない羽毛よりもよほどこちらの方がオススメです。

プレミアムバティスト

側生地も、羽毛のグレードアップに合わせて日本製のソフトバティストからドイツ・サンダースカウフマンのプレミアムバティストに変更されました。通気度が非常に高く軽量な生地です。

序盤で羽毛布団は吸湿性で木綿布団に劣るとお伝えしましたが、通気度の高いスペシャルな生地を使うことでその欠点を改善し、蒸れにくい羽毛布団に仕上げることができます。(ポリエステル混の生地を使うととても蒸れやすくなります)

愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団
愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団
愛知県Y様のポーランド産マザーグースを使った羽毛布団

初めての羽毛布団ということでドキドキワクワクかと思いますが、デビューとしてはとてもクオリティの高いものをお選び頂きましたのできっとご満足頂けることと思います。

Y様ありがとうございました。

羽毛布団リフォームバナー

最近はインスタグラムの投稿が多めです。ブログほど濃い内容ではありませんが、フォローして頂けると喜びます。

また先日羽毛布団リフォームに特化したインスタグラムアカウントを解説しました。そちらもご覧いただけますと幸いです。