羽毛布団|プレミアムバティストとベストオブポーランドで220cm丈の布団を仕立てました
目次
大阪のお客様からのご注文
「今の布団が古くなってきたので寝具環境を見直したい」「せっかくならこだわって選びたい」「新生活の準備」「眠りの質を改善したい」
当店にご相談を頂くきっかけは様々ですが、皆様に共通しているのは「よりよく眠りたい」ということ。それは今回のT様も例外ではありません。数ある寝具店の中から当店をお選びいただきありがとうございます。
平織なのに圧倒的にソフトなプレミアムバティスト
[素材]綿100%
[織り]平織
[通気度]約6.6cc/㎠/sec
[重さ]約75g/㎡
[糸番手]110番手
[打ち込み本数]348本
今回T様が選ばれた生地はドイツ製のプレミアムバティストです。
理想の羽毛布団を目指す上で、生地の「通気度」や「軽さ」は非常に重要な要素ですが、「やわらかさ」という数値化できない性能も実際に布団を使用する上で欠かせません。どれだけ軽くて通気性に優れていても、ガサガサと音が鳴ってストレスを感じるようであればパーフェクトとは言えません。(できることなら全ての要素をバランスよく満たした生地を使いたいものですが、予算面でそれが難しい場合は何を優先して何を優先しないかを決める必要があります)
その点で言えば、このプレミアムバティストは私どもが知る限り最もバランスに優れた生地です。これまでオーストリア製の最高級平織生地や、ドイツ製の最高級平織生地も実際に使用してきましたが、プレミアムバティストよりも安定的にしなやかな平織生地はありませんでした。流石に最高級のサテン生地には及ばないものの、平織の中では別格のなめらかさ・やわらかさです。(ご来店が難しい方にはサンプルをお送りさせて頂くことも可能です。ご相談ください。)
最高のステッキーダウン
[ダウン率]98%
[ダウンパワー]440
[フィルパワー]900
[ヘルシーダウンプログラム]認定羽毛
また羽毛につきましても、せっかくならとフラッグシップモデルの「ベストオブポーランド手選別ステッキーマザーグース98%」をお選びいただきました。ダウンパワーやフィルパワーだけで見ればこの羽毛より数値の良いものもありますが、予算さえ許せば圧倒的にこちらをオススメします。
まず明らかにゴミが少ない。ダウン率95%の羽毛でも結構ファイバーが混入しているものですが、この羽毛は不純物の混入が明確に少ないです。
次にダウンボールの大きさが別格。ダウンパワーが480の羽毛と比べても遜色ないどころか、完全にこの羽毛の方が粒が大きく、成熟しています。
そしてなんといっても絡みの強いステッキーダウン。アイダーダックほどではないものの、羽毛同士の絡みが非常に強いので暖まった空気を逃しません。またこの絡みの強さは吹き出しリスクの軽減にもつながります。
これからの時期にベストな厚み
布団の厚みは年間を通じて出番の多い保温力●●●○○○(春秋用)の厚みで仕上げさせていただきました。冬用の布団だとじっとりと汗ばむ季節になってきましたので、これからの時期に大活躍です。分厚すぎず、薄すぎず。このタイプの布団が1枚あるだけで着回し(掛け回し?)が随分と捗りますよ。
身長に合わせてサイズは220cmに変更
日本の場合、掛け布団の長さは210cmというのが一般的な規格です。ですが身長が175cm前後の方にとっては210cmでは足が出てしまう。僕も178cmですが、210cmだと寝返りをうったり、掛け布団を頭付近までかぶると足先が飛び出てしまいます。
そこで今回T様には220cm丈をご提案させて頂きました。身長が180cmオーバーの場合は230cmが必要なこともありますが、180cm未満の方にとっては230cmはかえって長すぎるように思います。かくいう僕も一番最初は230cmで自分の布団を作ったものの、230cmだと布団が垂れ下がりすぎて足元が重くなり、かえって使用感が悪くなってしまったという経験がありまして、今では220cmを使用しています。210cmと220cmでわずか10cmの差ですが、これが絶妙な長さでちょうどいいんですよね。175cm前後の方であれば尚更220cmがよろしいかと思います。(当店ではどんなサイズオーダーもお受けできます)
写真まとめ
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