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60代男性。羽毛ふとんでも重い。どうにかならんか。


木綿ふとんや羊毛ふとんよりは軽いとされる羽毛ふとんでさえ、
重たいと感じてしまう方がしばしばいらっしゃいます。

特に中高齢の方や、病気を患っている方ほどその傾向がありますね。

掛ふとんは軽ければ軽いほど身体への負担が減りますから、
比較的軽量な羽毛ふとんを使って頂くのは間違いではないのですが、
一口に羽毛ふとんといっても結構重さに差があったりします。

例えば太い糸で織られたツイルの生地や60番手クラスのサテン生地の重さは、1㎡あたり140gと結構な重量があります。
シングルサイズに換算すると、生地だけで1000gくらいの重さがあるということです。

そしてここに羽毛の充填量がプラスされるわけなので、
羽毛ふとんの総重量は側生地の重さと羽毛の充填量で決まります。

「羽毛ふとんの重さ=側生地の重さ+羽毛の充填量」

この時、生地が軽くなればなるほど当然羽毛ふとんの重さは軽くなるわけですが、
生地が軽くなると羽毛の充填量も減らすことができるので、
ダブルで羽毛ふとんの軽量化が図れます。

つまり140g/㎡の60サテンの場合は羽毛が1000g必要だったとしても、
90g/㎡前後の軽量生地の場合は羽毛が900g弱で済むというように。

快眠屋が超軽量の生地にこだわるのはここにも理由があります。


また充填する羽毛のクオリティも重要です。

例えばかさ高15cmクラスの羽毛と、かさ高19cmクラスの羽毛では
当然19cmの羽毛の方がより多くの空気を含めるので、
充填量が20%ほど少なくても15cmクラスの羽毛と同じ保温力が得られます。

というわけで店頭のサンプルを色々と見て頂いた結果、「家のふとんより軽いのに厚みがある!」とご納得して頂き、そのお客様には快眠屋最軽量のバティスト100生地にかさ高18cmのグースを800g充填して仕立てることになりました。

羽毛ふとんを選ぶ時には店員さんに「生地の重さってどれくらい?」と聞いてみましょう。
勉強熱心な方なら即答して下さると思いますよ。


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