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春と秋に最適な厚みで羽毛布団をお仕立て

暑くもなく、寒くもない時期。
冬用の掛け布団を使うと暑くて蹴飛ばしてしまうし、かといって夏用の掛け布団だとさすがに寒い。。。
そんな時にオススメの掛け布団が、快眠屋オリジナルの保温力★★〜★★★の羽毛布団です。
羽毛布団の保温力についての考え方はこちらのページをご参照ください
 
今回羽毛布団のご注文を頂いたO様には、保温力★★の羽毛布団をお仕立てさせて頂きました。

サイズはダブルサイズ(190x210cm)です。
羽毛の充填量は700g。
側生地は綿100%で、国産最軽量のソフトバティスト生地。
キルトは6×6マスの完全立体。

なぜ羽毛の充填量が700gなのか。
今回使用した羽毛はDP440のホワイトコウダマザーグース95%です。もしこれがDP400程度の羽毛だったり、DP350程度の羽毛でしたら、700g入りでは保温力★★として考えるとボリューム的に物足りない仕上がりになるでしょう。
また、もし使用する側生地が軽量のソフトバティストではなく、生地が分厚く重い60サテン生地であれば、これもまた700gでは少し物足りない仕上がりになったでしょう。
前回の記事で書いたように、羽毛布団の最適な充填量は、使用する羽毛の質と生地の軽さによって大きく変わるのです。
前回記事→『どれだけ素材が良くても調理方法が間違っていたら台無し
 
快眠屋ではお客様の体質や住環境に応じて、最適な保温力の羽毛布団をご提案させて頂きます。
また今回O様には、羽毛を使ってこの時期に最適な暖かさの掛け布団をご提案させて頂きましたが、羊毛やシルクを使った掛け布団もこの時期オススメです。
 
【羊毛編】

1.ビラベック 2.0kg入り羊毛掛け布団(限定商品) 43,200円
2.ビラベック 1.1kg入り羊毛掛け布団(ゾマースペシャル) 32,400円
3.ビラベック 0.63kg入り羊毛掛け布団(ゾマーライトスペシャル) 21,600円
 
羊毛の掛け布団といえばドイツの老舗ビラベック社のものがベストです。
クリンプ(縮れ)が強い羊のメインボディ部分だけを使用し、化炭加工やクロイ加工といった化学薬品による加工を施さず、たっぷりの水と最小限の洗剤だけで洗い上げたビラベックのウールの吸放湿性は流石の一言。
マコトリコットと言われる通気性抜群の綿ニット生地でこのウールを包むことで、ウールの性能を最大限に引き出しています。
1〜3はそれぞれウールの量が違い、最も多く入っている2.0kg入りのタイプが当たり前のことながら一番保温性が高く、0.63kg入りのタイプ(ゾマーライトスペシャル)が最も保温性が低くなっています。
寒がりの方なら1、もしくは2が良いでしょう。反対に暑がりの方なら3でも良いでしょう。
しかしリーズナブルかつ蒸れずに快適な羊毛にも欠点はあります。それは同じような暖かさの羽毛布団と比べるとどうしても重くなってしまうということ。これはシルクの手引き真綿布団も同様です。
軽さを優先される方は羽毛布団を選ばれるのが良いでしょう。
ただしその際は綿100%の生地を使った羽毛布団をお選びください。綿100%かつ通気性が高い生地なら尚良しです。
世の中にはポリエステル100%の生地を使った羽毛布団のことを『蒸れずに爽やか!』と臆面もなく言ってのけて販売している業者さんもありますが、めちゃくちゃ蒸れます。ポリエステル混の生地ですら蒸れるわけですから、ポリエステル100%の生地など考えられません。
ましてや高い湿度コントロールが要求されるこの時期の掛け布団に、ポリエステル生地100%。。。絶句です。