【近江縮み】夏の寝苦しさともこれでおさらば。蒸れない本麻の寝具がオススメです。【クールパッド】
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なぜ日本の夏は寝苦しいのか?
もちろん気温の高さ、暑さも大きな要因ですが、「湿度の高さ」も眠りの質を悪くする原因です。
同じ室温28℃でも湿度が50%前後であれば不快感はそれほどないものの、これが70〜80%まで上がると一気にストレスが増します。
人間にとっての理想の寝床内気候は「温度33℃、湿度50%」ですから、夏場はこの湿度の問題をクリアしない限り快適には眠れません。
(※寝床内気候とは、布団と身体の間にできる空間の温度と湿度のこと。)
「ハワイは暑いけど過ごしやすい。」と言われるのも、ハワイは湿度が低いからなんですね。
吸湿性に乏しいナイロンやポリエステルの寝具はNG
この時期量販店や大型店の季節商品売場をのぞいてみると、売り場に並んでいるのはヒンヤリ感を全面に押し出した化学繊維系の寝具がほとんどです。
特に近年は、触れた瞬間のヒンヤリ感の強さを表す「Q-MAX値」を競った商品が多く、どうぞ触って確かめて下さいとQ-MAX値をデカデカと表示した生地サンプルが至る所に展示されています。
確かに触れてみると冷たさを感じます。天然素材には真似のできない、化学繊維ならではのヒンヤリ感がそこにはあります。
だからこそサンプルを触ったお客様も「これだけ冷たいんだからきっと快適に眠れるに違いない」とその商品を買っていかれるわけです。
ですがそのお客様の中には「期待外れだった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜならこのようなQ-MAX値をウリにした寝具の多くは、ナイロンやポリエステルで出来ているからです。
ナイロンの公定水分率は約4.5%、ポリエステルに至っては約0.4%しかありません。(公定水分率が高いほど吸湿性が高い)
ウールが約15%、麻が約11%ということを踏まえると、ナイロンもポリエステルもかなり低い数字です。
そのためどれだけQ-MAX値が高くても、吸湿性に乏しいナイロンやポリエステルの寝具では汗(水蒸気)を十分に吸うことが難しく、しばらく寝ているとジメジメとした不快感が襲ってきますので、結局夜中に何度も目が覚めて睡眠の質が悪化します。
(一方でスポーツウェアや登山ウェアの場合は化学繊維に軍配が上がることが多いと思われますが、これは使用条件と環境が違うからです。適材適所。)
吸湿性、吸水性、熱伝導性の全てに優れた麻の寝具がオススメ
麻のシャツやストール、ジャケットなどを愛用している方には今更説明するまでもないでしょうが、夏に身にまとう麻の心地良さは格別です。
何を隠そうこの僕もリネンシャツやジャケットの愛好家。この時期はほぼ毎日リネン麻のシャツを着ています。
以前値段が安いからと麻っぽい風合いに見せかけたポリエステルのサマージャケットを買ったことがあるのですが、いざ袖を通して一日着てみると、試着の段階では分からなかったジトッとした不快感があり、「ああ、やっぱりそうなんだね (悟り)」とガックリ。いい勉強になりました…
ナイロンやポリエステルのクール寝具も、エアコンが効いた店内で一瞬触るくらいなら快適でしょう。でも実際に使うのは6~8時間です。長時間使った時の快適さはサンプルを触っただけでは分かりません。
その点麻は、吸湿性こそウールに劣りますが、自然素材の中では最も涼感があり、さらに吸湿性と吸水性も高いので蒸れにくい。まさに夏の王様です。
ウールがオールラウンダーだとしたら、麻は夏に特化した素材だと言えるでしょう。(冬場も麻の寝具を愛用されている方もいらっしゃいますが、それは体質や住環境によるものが大きいように思います。)
理想は「マットレス→ウールパッド→麻シーツ」か「マットレス→ウールパッド→シーツ(無くても可)→麻パッド」のような使い方です。
麻の中でも本麻の近江縮みは別格の清涼感
近江縮みとは、滋賀県の湖東地区で生産されている最上級の麻生地のことです。
最大の特徴は仕上げの工程で生み出される独特の「シボ(凸凹)」。
このシボのおかげで近江縮みには絶妙なシャリ感が生まれ、身体にペッタリと張り付くということがありません。
ただでさえ快適な麻が、近江縮みに進化することによってさらなる清涼感を与えてくれるというわけです。
本麻の近江縮みを贅沢に両面使いした、オリジナルの洗えるクールパッド
側生地:麻100%(近江縮み)
中綿:麻100%(ラミー)
色:桜、チャコール、カフェオレ、蜂蜜、サイダー(全5色)
※オモテ生地にもウラ生地にも最上級の近江縮みを使用しています
サイズ | 価格(税込) |
S 100×200cm | 19,440円 |
SD 120×200cm | 23,760円 |
D 140×200cm | 25,920円 |
近江縮みは夏物寝具の最高級品です。かつて私たちが仕入れて販売していた大手寝具メーカー品ともなると、シングルで3万円は下りませんでした。これではいくら快適でもなかなか手が出ません。
そこで快眠屋は問屋や大手メーカーを通じて商品を仕入れるのではなく、直接滋賀県の生産工場を訪れ、当店オリジナルの近江縮みを織り上げてもらうという取り組みを始めました。
生産ロット全てを買取る必要があるので私どものような零細企業には苦しいところなのですが、その甲斐あってか従来よりも40%もお安く提供できるようになりました。しかも片面だけが近江縮みというのではなく、オモテもウラも近江縮みを使っていてこの価格です。片面だけが近江縮みのものよりも、オモテとウラを交互に使うことで寿命が2倍以上に伸びますから、かなりお値打ちだと思われます(手前味噌ですみません)。
ちなみに敷パッドだけでなく、近江縮みを使った超極薄のクールケットもございます。クールパッドと合わせてご使用頂くと最高ですよ。
ぜひ今年の夏は麻の寝具、それも近江縮みを使ってみてください。麻の風合いがお好きな方ならきっと大満足のはずです。