商品情報|FITLABO フィットラボ:ウェーブΣ
目次
FITLABO(フィットラボ) ウェーブΣ
敷布団(三つ折り)の価格
寸法 | 価格(税込) | |
S | 100×200×11cm | 93,500円 |
SD | 120×200×11cm | 115,500円 |
D | 140×200×11cm | 137,500円 |
ベッドマットレスの価格 (200cm丈も同価格です)
寸法 | 価格(税込) | |
S | 100×195(or200)×18cm | 115,500円 |
SD | 120×195(or200)×18cm | 148,500円 |
D | 140×195(or200)×18cm | 181,500円 |
FITLABO(フィットラボ)とは?
フィットラボとは西川が提供している、オーダーメイド枕とオーダーメイド敷布団(マットレス)のブランド名です。フィットラボの商品は西川の商品の中でも最上位に位置し、基本的にはオーダーメイド商品が中心となりますが、この「ウェーブΣレギュラー」のように既製品の商品もあります。
https://www.fit-labo.com/ (公式サイト)
レギュラーとハードの2種類の硬さ
ウェーブΣにはレギュラーとハードの2種類の硬さがあります。
レギュラーはウレタン系敷布団の中では比較的ソフトな寝心地に入るため、細身で身体の凹凸が大きい方や、横向き寝が多い方に向いています。
一方でハードは身体の凹凸が少ない方、仰向き寝がメインの方に向いています。
日本国内では高密度のウレタンフォームを使用
ウレタンフォームの品質(寝心地ではありません)は、主にその密度で決まります。基本的には密度が低いウレタンほどヘタリが早く、密度が高いウレタンほど耐久性が高くなります。(※もちろん例外はあります)
そのためできることなら、なるべく密度の高いウレタンを使って敷布団やマットレスを作ることが望ましいわけですが、高密度なウレタンを使うとコストが高くなりますので、低価格帯の敷布団を作ろうと思うと低密度のウレタンを採用せざるを得ません。
ウェーブΣに使用されているウレタンフォームの密度はおおよそ35kg/㎥前後です。一般市販品の多くが20kg/㎥前後ですから、この35kg/㎥という数値は国内基準ではかなり高い数値だということが分かって頂けると思います。
3層構造の寝心地
例えばマニフレックスやモットンといった比較的安価な敷布団は、ウレタンの密度こそ30kg/㎥前後と比較的高いのですが、表面が平らな形状=フラットになっています。
一方でこのウェーブΣは平らではなく、凸凹状のプロファイル加工が施されています。
なぜでしょうか。
それは人間の身体の凸凹に対応するためです。平らな形状かつ硬めのウレタンを使用した敷布団は、身体の凹凸に沿って沈んだり支えたりということが難しいため、使用する人の体型によっては腰の裏に隙間ができたり、横向きの時に肩が沈まず背骨が曲がります。これでは耐久性が高くとも敷布団としては失格です。
快眠屋のソフトフィットオーバーレイのような超高弾性ウレタンや、天然ラテックスフォームならば表面がフラットでも身体の凸凹に完全にフィットするのですが、通常の高反発ウレタンならばやはり表面がフラットというのは些か問題があります。
その点ウェーブΣは三層構造になっており、上層と中層にプロファイル加工が施されています。
実際に表面が平らなウレタン敷布団と寝比べると分かりますが、しなやかさが全く違います。もし予算が許すのであれば、高密度であるだけでなく、プロファイル加工を施された敷布団の中から自分に合った硬さを選ぶことを推奨します。
他の競合ウレタンマットレスとの違い
ウェーブΣの競合商品としては価格を考慮すると、西川産業のAiRエアーSI、昭和西川のムアツスリープスパPLATINUMが挙げられます。
これらは全て「身体を点で支える」ことをウリにした敷き布団であり、身体を点で支えることで、表面がフラットな敷布団よりも血液の循環を妨げない=体圧分散性が良いと謳った商品です。
西川産業がキングカズやネイマールをAiRの広告塔に起用すれば、昭和西川はマツコデラックスをムアツをCMキャラクターに掲げ対抗するなど激しいバトルを繰り広げています。 (西川リビングのFITLABOはこれらのブランドと比べるとマイナーです)
「間違いのない」モノを買いたい消費者の方は「どれを買えば良いのか。。。」と購入に至る根拠を求めて、インターネットの海を漂流し続けているに違いありません。
しかし乱暴な物言いになってしまうかもしれませんが、このようなプロファイルウレタンの敷き布団は率直に申し上げて価格が同クラスならどれも似たようなモノです。商品名や見た目こそ違うものの、ウレタンフォームの密度もニュートン値も大きな差はありませんから、本質的にはほぼ同じと言ってもおおげさではありません。
サポートパッドによる調整機能が最大の特徴
ではなぜフィットラボのウェーブΣをオススメするのか?
それはウェーブΣは知名度こそありませんが、他ブランドにはないサポートパッドシステムという寝心地(寝姿勢)の調整機能が備わっているからです。
この機能は正しく使わなければ宝の持ち腐れ、場合によってはマイナスに働きますが、正しい知識と使用方法を理解していれば、敷布団の性能を大きく向上させることが可能です。
例えば、購入時の段階でこの機能を使用してより身体にフィットさせることもできますし、購入後万が一身体に合わなかった場合も、身体に合うように寝心地を変化させることができます。さらに購入後に体型が変化した場合や、ヘタリが起こった場合にも対応できます。もちろん限界はありますが、この機能があるとないとでは大きな違いがあると快眠屋は考えています。
また厚みが11cmと他社製品よりも分厚いこともプラス要因です。基本的には敷布団は薄くなればなるほど床の硬さを感じ取りやすくなりますので、寝心地を優先するならば厚みがある方がベターです
AiRやムアツの上位グレードが9cm厚ということを考えると厚みの点でもウェーブΣの勝利です。しかし取り扱いの容易さという点では、薄くて軽いものに軍配が上がります。利便性と寝心地のどちらを優先するかで購入するべきものが変わります。
オススメ:快眠屋流の使い方
ウェーブΣは簡易的な調節機能が備わった優れたマットレスですが、ウールベッドパッドやソフトフィットオーバーレイと併用するとさらに快適な寝心地が手に入ります。
ソフトフィットオーバーレイの密度は75kg/㎥とウェーブΣの二倍以上。また反発弾性も50%を越えているのでいわゆる高弾性ウレタンに分類される素材です。抜群に寝返りがうちやすく、それでいて超ソフトなのでマットレスの表面に使用する素材としてうってつけです。
通気性の悪さによるムレ感については、これはもうウレタン敷布団の宿命と言えます。各社様々な工夫を凝らしてムレ感を減らすような努力をしていますが、やはりウレタンはウレタン。
オープンセル構造のウレタン(無膜ウレタンとも言う)になっていることをウリにし、膜がないからムレないと表現しているメーカーもありますが、それでもやはり薄い敷パッドを敷く程度ですとムレます。
この不快なムレ感については、通気性に優れた生地を使った(ここ重要)、ウールのベッドパッドと組み合わせることで解消できます。
またウレタンフォームは水分を含むことで分解が進み、ヘタリが早くなりますが、この点についても大量に吸湿するウールベッドパッドを併用すると大幅な改善が見込めます。
快適性と耐久性の向上、そしてカビが生えにくい環境を作るためにはウールベッドパッドと併用してください。