羽毛ふとんってすごいんだね！

日中は暖かい日があるとはいえ、朝や夜はだんだんと肌寒くなってきましたね。
特に今朝は寒かったような気が・・・！

僕はウールの肌布団(0.8キロ入り)を使っていますが、それだけだとちょっと寒くなってきたのでそろそろ合い掛け布団を引っ張り出さないとなぁ。

肌布団・・・夏用の薄い布団
合い掛け布団・・・春秋用の中間くらいの厚さの布団
冬布団・・・文字通り寒い時期に使う冬用の布団

掛け布団に求められる要素は①適度な保温力②優れた吸湿発散性③軽さの３つ

①の保温力はなさすぎてもダメですが、ありすぎてもダメ。夜中暑さのあまり掛け布団を蹴飛ばしてしまう経験はどなたもお持ちだと思いますが、自分にとって保温力がありすぎるとこのように外気に身体を晒してしまい、かえって身体を冷やす原因にもなります。最近では高い保温力を売りに二層式キルトの羽毛ふとんが高級品として売られていますが、代謝の高い男性や子供にとっては暑すぎて逆に眠れない恐れが・・・

また、保温力に大きく関わってくるのがフィット性です。いくら空気をたくさん含んで嵩のあるふとんを使っても、身体との間に隙間が空いていては保温力は下がります。「見て下さいよこの膨らみ！めちゃくちゃあったかいですよ！」と言われても、いやいや肌沿いが悪かったら意味ないやんっていう・・・

②の吸湿性発散性は最近の寝室環境を考えると、一番大切な要素じゃないかと。伝統的な日本家屋は保温性がほとんどない代わりに通気性が良いわけですが、最近の住宅は高気密・高断熱化が進んでいるので、保温性が高い一方で通気性は低いです。したがって快適な寝床内気候を保つためには、身体から発される汗や不感蒸泄を素早く吸収し、発散する寝具を使用することが重要です。さっきの話ではないですが、この観点からいくと保温力の高い二層式の羽毛ふとんは最近の住宅よりも日本家屋向きの寝具といえますね。ちなみに羽毛自体の吸湿発散性は優れていますが、周りの生地がポリエステルもしくはポリエステルが多く含まれている素材の場合、羽毛をビニールで包んでいるようなものなので台無しです。羽毛はそこそこのものを使っているのに値段がめちゃくちゃ安いという場合大体生地がポリちゃんです。要チェックやで！

③の軽さについては、「ずっしりした重さがないと寝られない」という方もいらっしゃると思いますが、身体への負担を考慮すれば軽い布団の方がベターです。また重みのある掛け布団はスムーズな寝返りも妨げますので、そういった点でも望ましくありません。

今では本当に色んな素材が掛け布団に使われていますが、これら３つの要素を高く兼ね備えているのが羽毛布団です。木綿布団も悪くはありませんが、発散性があまり良くないので頻繁に干す必要があるということと、重いというデメリットが。

ただし羽毛布団は品質の違いがとても大きい素材なので、価格も１万円クラスから２００万円クラスといったように大きな開きがある一方で、見た目ではほとんど分からないためどう違いがあるのか分からないという方がほとんどでしょう。

また、品質表示と実際の中身が大きく違うということが多いのも羽毛布団の特徴です。
いや、これマジですよ。羽毛ふとんのリフォームをするとよく分かります・・・

これが寝具業界のあかんとこやでぇ

要は掛け布団の王様はやっぱり羽毛ふとんなんだけれども、ピンキリだったり個人差があったり中身の詐称があるから信頼できるお店で買いましょうというわけでして、そしてなぜか偶然にも快眠屋は今週末から羽毛ふとんのアウトレットセールをするので、みんな快眠屋に遊びに来てね！ってことです。

↑↑↑この３行を書きたいがために３０分も費やしてしまった（＾ｕ＾）アホだ

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